ファインホームズ社長のブログ

2021.05.04投稿者:伊藤 一雄

ウッドショック

 長引くコロナ渦の中、今年に入り弊社現場では大手窯業系サイディングメーカー「N社」の「長期保証外装材」が販売店の弱気な発注で2割強少なく納材され追加注文したところ、全国的に異常な注文が入り生産が追い付かないとのことで、追加分が2か月後との回答がきて、そんなこと通常あり得ないしメーカーがモラルが無いのか販売店が力が無いのか……。また、「エコキュート」も昨年10月の時点で、全く商品が無く3月お引渡し物件の「ZEH」住宅の2台が「3月20日前後の納材予定です」と言われまだ数ヶ月あるから今までの経験上、「2月ぐらいには何とかなるだろう」と高を括っていたら全く納期短縮ならず、1台は他社ルートで仕入し、もう1台は販売店が3日納期短縮して納材してくれました。などなど、現場ではハラハラドキドキでお引渡しを無事終えていたところ、新規の見積りをしていて、なんか価格が「右肩上がりだなあ」と思っていた『木材価格』が、40~50日ほど前に「大変なことになると思う」と取引先責任者から報告を受けました。また、その後弊社が加盟している業界団体の顧問弁護士の「ZOOM会議」で『ウッドショック』対策緊急セミナーが開催され受講しました。弊社ぐらいの規模であれば、社内努力でカバーできるものだと考えておりました。
 しかし、今5~6件の見積りを作成しておりまして、木材の仕入単価が2~3週間の違いで日増しに増加しているのがわかります。おまけに、樹種によっては、「今後当分入荷が見込めないものもある」とのコメントが付いてありました。とある木材販売会社では「見積有効期限1週間」と記載されているものもあります。流石にこれでは、怖すぎます。構造材に関しては弊社取引先のプレカット工場で最低限の数量は大丈夫との事ですが、一部大断面の集成材は入手困難かもしれません。弊社は『長期優良住宅 耐震等級3』を求めて来られるお客様が多い中、構造強度に影響のない樹種変更を今後認定機関・構造検討関係者等と協議の上臨機応変に対応してお施主様の信頼を裏切らないよう努めたいと思います。

 

2021.02.07投稿者:伊藤 一雄

オール電化住宅

  昨今、旧オール電化住宅の料金改定についてご相談・愚痴を聞くことが多くなりました。「東日本大震災」以前10年間ぐらいは、光熱費が安くクリーンで快適な家=『オール電化住宅』=蓄熱式暖房システム・給湯システム・調理機=時間帯別契約を選択して「マイコン割引き」を活用させて電気料金を抑える こんな図式でした。
 利用者側からすると、大量の電力を使用するけど「暖かくクリーンな家」、「やりくり~契約」を選択すると深夜電力も三分の一になるし、何よりも大きいのが「マイコン割引き」で、一年中基本料金が大きく値引きされることでした。
 電力供給者は「TVコマーシャル」、冊子等にも有名人を起用して多大なキャンペーンを催し、又、我々住宅会社にも「現場見学会」などの際広告宣伝費等の名目で補助金を給付したり、「勉強会」の名の素いい思いをさせていた頂きました。
 しかし震災後、「原子力発電所」の安全性が問われ確認・補強のため稼働停止となり、休廃止の火力発電所を再稼働して発電することになりました。当然値上げしましたし、燃料調整費も右肩上がりで値上がりしました。度重なる料金体系の見直しで夜間電力のメリットも徐々に少なくなりました。極めつけが今回の「マイコン割引き」廃止です。
 弊社展示場も15年前に建築し、当時はスラブヒーター・蓄熱暖房機で暖房していました。厳寒期で月額3万円程度の電気料金でした。5年前には、厳寒期で5万円を超える金額になり、さすがに断熱強化をして窓サッシをトリプルガラスに交換してエアコン暖房に切り替えました。住宅会社の展示場で最新のモデルに刷新するのは当然なのですが、これが一般の方の住宅となるとそんなに簡単にシフトチェンジできないと思います。
 「電気料金」に関しては今、旧公社以外の会社も売電に参入して調達が困難になり大変な料金になっているようです。弊社のOB様の情報ですが、旧公社の3倍以上の料金になっているようです。『公共料金』ですよね。電気料金は政府が認可すれば値上げできるのだそうです。

2020.11.22投稿者:伊藤 一雄

確かなモノをお届けしたい

 確かな物事は極端な話、自身の身に着けた知識・経験・マニュアル等に現場での仕上がり・収まりが一致している事を自身の目で確かめるのが一番だとここ何年かで気が付き実行しているところです。気力・体力を要するところですが、時間があれば大嫌いだった運動をして肉体と精神を鍛えています。注文住宅ですから、同じものはふたつとなく、プラン・デザイン・仕様等々様々な事をチェックしなければなりません。
 しかし便利になったもので、以前は物件ごとの分厚い図面・仕様書を持ち歩いてたのですが、スマートフォン・iPadで全て確認できます。また、お施主様との毎日の写真等のやり取りもLINE・ショートメッセージで行わせて頂いております。
 昨日は、以前弊社HPよりお問い合わせ頂き、断熱工法にご興味を持たれておられるご家族様を現場案内いたしました。やはり弊社の『住宅性能』に対するこだわりには感心されておりました。半分おせじだとしてもうれしい限りです。

 

 

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